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水は酒にとって重要なものだ。そして焼酎にとっては、とりわけ大きな存在だと言うことができる。その理由は、焼酎づくりにおいて水が使われる場面を想像すれば分かるだろう。原料の洗いや浸漬・蒸し・仕込み…あらゆる工程で水が使用されるが、中でも味を大きく左右するのが割水だ。アルコール分が45度以下と定められている本格焼酎は、原酒に割水をしてつくられる。つまり焼酎の7割近くは水ということになるのだ。 『白水』は、その名の通り水にこだわりを持つ焼酎。日本銘水百選として名高い白川水源の水を、割水に選んでいるのだ。長い時を経て、阿蘇山の麓へ辿りつく湧き水。この水こそが、まろやかな味わいの源となるのである。 |
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焼酎は穀物からつくられる酒だ。九州を中心としたさまざまな地域で、それぞれの土地に適した農作物が原料とされている。 『白水』がつくられているのは、熊本県八代市。ここは温暖な気候と豊富な水の恩恵を受け、米をはじめとした農作物が豊富に収穫されることで知られている。豊かな実りもまた、おいしい焼酎をつくる条件と言えよう。『白水』は焼酎の本場・熊本で生まれ、以来この肥沃な土地でつくり続けられている。 |
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最近は、独特の芳香と風味を持つ焼酎にも人気が集まっている。しかし『白水』が目指したのは、決してそこではない。 焼酎はもともと、料理とともに楽しまれてきた酒。『白水』もやはり、おいしい料理でキュッと1杯、という楽しみ方をしてもらおうとつくられている。つまり、個性の強い焼酎は「酒が主役」であるのと反対に、『白水』は料理がメインと考えているのだ。いわば料理を引き立てる酒である。 豊かな香りを持ちつつも、さっぱりとした味わいが特徴の『白水』。和食はもちろんのこと、さまざまな料理と楽しんでもらいたい。 |